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ヘルパー2級の実習を終えて思うこと

個人的には、この仕事は自分に向いていないだろうなと思ったことが再確認できたのが一つ。
それはおいといて・・・

実習期間中、姉母娘が来てました。
まぁ、だからどうしたという訳ではないんですが、人生の始めと終わりの一部を見ていて、とても不思議な3日間でした。

姪は23日で2歳なのですが、色んなことを覚え、吸収し、自己主張もするようになってきました。
まだまだ上手く伝わらなくて、いきなり切れたりしますけど。
そんなところもかわいいなぁと叔母バカ警報が鳴っております。
常にアンテナを張って、大人と一緒にくっついて出かけることが多かった姪。
前回はまだ分からなかったことが、今回は分かるようになっていたり、それを披露したがることもあり、「誰」と、「これ」をしたいという主張も出てきて、成長過程を少しだけ見ることができた4泊5日でした。
色んなものの名前を覚えたり、こんなことをしたと話してくれるようになったり、少しずつ会話が出来るようになるという成長は凄いですねー。

そして、木曜日から土曜日にかけては、実習でした。
久しぶりの介護現場。
とても慌しく、忙しい中、実習生として受け入れてもらえて有難かったです。

座学や、実技で聞いたことがあったことを目にすると、現実はやはりもっと深刻なんだなぁと思うし、介護をする人も大変だけど、される本人が一番大変なんだろうなぁとも思います。
どんどん出来なくなることが増えていき、分からなくなることも増える・・・その不安は大きいと思うし、今まで自分がいた環境とは全く異なる場所で誰だか分からない人たちに囲まれてというストレスも大きいんだろうなぁと思います。

特に特養にいる利用者さん達は、筋肉のこう縮が進んでおり、自分ひとりで何かをするというのがかなり難し
い方達。

意思の疎通も難しいし、伝わらないもどかしさやもやもやした気持ちが一杯あるんだろうなぁと思います。
どれだけ言外のサインでその人の思いを汲み取るか・・・難しいけど、挑戦する機会を与えられたことは凄くいい経験になると思うし、それしかコメントはできないけど。

デイの利用者さんは、自分で歩くことが出来たり、食事は座る姿勢が維持できれば自分で大丈夫という人が多かったように思います。

その中でも認知症の方によく見られる帰宅願望が強く出ている方がいて、その方の話を少しだけ伺うと、今は娘の世話になっているが、今まで娘にしてきたことが正しかったのか、何もしないし出来なくて申し訳ない、という気持ちの不安定さを話してくださり、自分が色々出来なくなっていくことへの悔しさ、申し訳なさ、怖さ、その他色々な感情に押しつぶされそうになっているんだなぁと思いながら話を聞きました。

勿論、職員の皆さんも、その方だけにかかりきりにはなれないので、目を行き届かせたいと思いつつも、中々難しい現状と葛藤しているのかなぁと想像してみたりもしました。

多分、介護職員さんの負荷を減らすには、カウンセラーを専門職としておくことは出来ないのかな?と思ったり・・・
医務室はあるとはいえ、看護師さんも何人も出勤しているし、ケアマネさんもいるとはいえ、精神的なケアの専門家がいないのは、やはり支援者も利用者も行き詰ってしまいそうな印象を受けました。
介護の現場は、自分の見てきた元職場以上に深刻な問題があるように思いました。

利用されている方達は勿論、職員さんもやりがいなどを感じながらという環境づくり・・・難しいけど、今後はそういう場所がもっともっと必要になるのでは。
そのために自分が何が出来るかは分からないけど、コミュニケーションで精神面のケアを全面的に介護職員の方達が請け負ってしまうと、相当な負担だし、自分の仕事で一杯一杯にならない人なんてそうそういないから、個人個人をケアする為に、もっともっと細分化が必要なんだろうなぁと思います。

行って良かった。
体は疲れたけど、色々考えさせられました。
でもやっぱり、行って良かった。
そう思います。

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by juncoism | 2011-04-11 11:52 | juncoism
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